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隠れている模様(1) ─4個組み合わせによる「円」─

ここからは四分円(4個組み合わせると円形)になるブロックのデザインとレイアウトをご紹介します。
この型のブロックデザインは大きく二つに分けられます。一つは四分円同志がくっついた型で、他は四分円同志が離れている型です。両者の区別を漢字表すと「人」と「八」になります(画像参照)。
【ご注意ください】 ©の付いたものは私の作品です。自分の作品には責任を持つという意味で、©の付いた画像の無断使用をご遠慮いただきたいと思います。)

Block-0141  Block-0137
四分円がくっついた型   四分円が離れている型

前者から始めます。
cg-1017 CG合成#1017 ©
CG合成#1017 ©を見るとやや膨らんだ円形になっています。この組み合わせを持ったブロック塀はまだ見たことがありません。


Block-0162 画像#0162
               cg-1018 実際のブロック塀画像をトリミング
こちらの場合はややふくらみに欠ける円形です。
使用例です。
Layout-0163 画像V-0163
並べて塀にしても「円」二は見えず、庭木の垣根のように見えます。


これらの例から、もしかすると四分円ブロックは4個組み合わせても「円形」にならないのではないか、と不安になりました。そこで手元にある四分円ブロックについて同様の作業を行ってみました。

cg-1025 cg-1026 
CG合成#1025 ©                   CG合成#1026 ©

cg-1027 cg-1028
CG合成#1027 ©                   CG合成#1028 ©

cg-1029 cg-1030
CG合成#1029 ©                   CG合成#1030 ©

cg-1019
CG合成#1019

cg-1021 cg-1022
CG合成#1021 ©                   CG合成#1022 ©

cg-1023 cg-1024
CG合成#1023 ©                   CG合成#1024 ©


私の蒐集した四分円型のブロックでは、円形に近いものもあり、歪(いびつ)な円形ももあり、ということでした。蒐集に偏りはあるかもしれませんが、一応全国的に広い範囲で互いに連携性のないものを蒐集したものなので、このブロックのデザインが4個組み合わせて「円形」になることをモチーフに(意識的or無意識的に)デザインされたと捉えても、我田引水の甘い評価かもしれませんが、あながち間違いではないでしょう。画像V-0163、V-0146(3/24 blog)、V-0147(3/24 blog)は「円形」を意識したレイアウトだと思います。


話の順序が逆になってしまいましたが、上の4個で円を形成するブロックを合成画像順に示します。

Block-0163 Block-0164
画像#0160         画像#0160

Block-0165 Block-0166
画像#0165         画像#0166

Block-0143 Block-0144
画像#0167         画像#0171

Block-0166
画像#0169

Block-0168 Block-0169
画像#0168         画像#0169

Block-0170 Block-0147
画像#0170         画像#0147
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隠れている模様(1) ─2個組み合わせによる「円」─その2

今回は「半円形」のデザインを施したものをご紹介します。これら当然対い(むかい)合わせに並べると円形模様が見られます。日本式の細長型ブロックの狭い領域にも関わらず、結構いろいろ工夫が凝らされていて、日本人の器用さときめの細かさがよく表れていると思います。


Block-0157 画像#0157
               cg-1012 CG合成#1012 ©
期待通りの円形が表れました。以下はこのブロックの使用例です。
Layout-0158 画像V-0158



Block-0158 画像#0158
               cg-1013 実際のブロック画像をトリミング
使用例はこちら
Layout-0159 画像V-0159
バス停の待合室だったと思います。この中でバスを待つのは、夏場は暑さが大変でしょうが、冬場の雪の季節にはありがたいかも。
よく見るとブロックが外れかけていたり、ひびが入っている個所もあり、危険です。事故の起きないうちに選手交代させましょう。長い間のお役目ご苦労様でした。


画像#0157も#0158もシンプルな線と図柄でデザインされていますが、次はやや複雑です。
Block-0159 画像#0159
               cg-1014 実際のブロック塀のトリミング
使用例です。
Layout-0160 画像V-0160
ここでは半円ブロックとしてご紹介しましたが、四分円ブロックと考えてもかまいません。その場合、4枚で円形を作ることになります(後述)。


Block-0160 画像#0160
               cg-1015 実際のブロック塀画像をトリミング
使用例
Layout-0161 画像V-0161


最後は「御所車」です。よくぞ挑戦してくれた、と大感激です。
Block-0161 画像#0161
               cg-1016  CG合成#1016 ©

Layout-0162

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隠れている模様(1) ─2個組み合わせによる「円」─

ここからはブロック単体では見られなかった模様を2~4個組み合わせることによって表れる”第2の模様”をご紹介します。
【ご注意ください】 ©の付いたものは私の作品です。自分の作品には責任を持つという意味で、©の付いた画像の無断使用をご遠慮いただきたいと思います。)

第1回目は「円」ですが、ここでいう「円」は完全な「円形」のみではなく、歪(いびつ)な形のものも含みます。

Block-0111 画像#0112
               cg-0001 CG合成#1001 ©
CG合成#1001 ©は卵型で表れました。


Block-0113 画像#0113
               cg-1002 CG合成#1002 ©
CG合成#1002 ©も卵型で表れました。


block-0152 画像#0152
               cg-1003 実際のブロック塀画像をトリミング
実際の使用例は
Layout-0155
画像V-0155
このブロックは縦に使用するとせせこましい感じになるようです。


Block-0114 画像#0114
               cg-1004 実際のブロック塀画像をトリミング
ほぼ完全な円形が出現しています。実際の使用例は画像V-0117 (3/18 blog)をご覧ください。


block-0153
               cg-1005 実際のブロック塀画像をトリミング
実際の使用例は
Layout-0156
ブロックのサイズは通常のものと少し違いますが、変形したことによって、ほぼ完全な円形になりました。こちらは縦に使用した時に感じるせせこましさが軽減されています。


block-0153 画像#0153
               cg-1006 CG合成#1003 ©
CG合成#1003 ©は卵型になりました。これを縦に積み重ねると小さな鎖が垂れているようなイメージになります。


Brock-0154 画像#0154
               cg-1007 CG合成#1004 ©
CG合成#1004 ©は完全な円形にはなりませんでしたが、結構ユニーkな第2の模様が表れ、斜め方向への空間の広がりを示唆するかのようなイメージです。これを縦横に並べてみると
cg-1008 CG合成#1005 ©
こんなレイアウトの塀を造る人はいないと思いますが、展示会場の入り口の立て看などでしたらいけるでしょう。
このように、なんでもかんでも並べればよい、というものではありません。この場合はCG合成#1004を白壁の中に埋め込むように、お互いを離してレイアウトするとちょっとましになります。老婆心ながら、このブロックは縦枠がありますので、ここに鉄筋を通せば倒壊の危険性を少しは防げると思います。


#0154によく似たデザインに次の#0155があります。これについても同様に第2の模様、レイアウト例を見てみましょう。
Block-0155 画像#0155
               cg-1009 CG合成#1006 ©
cg-1010
こちらの方は並べられた範囲での空間の広さは感じますが、何か期待させるような広がりは感じられません。塀にするなら上半分を最上段に積む方がいいかもしれません。


青海波模様もこのグループメンバーの一つと看做すことができます。青海波模様のデザインは掃いて捨てるほどありますのでそのうちの一つを見てみましょう。
Block-0156 画像#0156
               cg-1011 CG合成#1011 ©
CG合成#1011 ©はかわいらしい第2の模様が表れました。
ちなみにこの組み合わせの使用例は
Layout-0157
ブロックのデザインがちょっと違いますが、こんな感じと言うのはお分かりいただけると思います。

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ブロック・メタモルフォーゼ(5) 続続続続

このシリーズの最終回は、四分円をデザインしたブロックのオンパレードです。

四分円を対い(むかい)合わせにしたときに四分円同志がくっついたものと離れているものとがあります。
まず、くっついたものから始めます。

画像#0142の使用例です。
Layout-0146
画像V-0146
デザインを見て、このブロックを4枚合わせてできる円は歪(いびつ)になることは予想できますが、実際に並べたものを見ると一目瞭然です。
この塀は気合が入っています。石垣の高さを変えたり、奥行き巾を造ってそこに木を植えたりと、できる限りの工夫が施されています。

画像#0143 このブロックも完全な四分円ではないのですが。。。
Layout-0147
画像V-0147
塀にしてみると結構滑らかな円に見えますね。4枚1セットの模様の見せ方も、セットの配し方も、背景の建物との釣り合いも、すてきなレイアウトです。

画像#0144
Layout-0148
画像V-0148
最初見たとき、うまくまとまった塀にみえたのですが、しばらく見ていると、違うかなぁ~って気がしました。きっと透かし模様以外の空白部分が広すぎるのだと思います。

画像#0145 使用例の画像はありません。
Layout-0149
デジカメを購入したての頃のブロック塀の画像です。ブロックのコーナーと四分円の合わさった部分が丸みを帯びているのに気が付いて撮影し、「江戸っ子日記」さんに投稿しました。残念ながら「没」でした。

画像#0146
Layout-0150
画像V-0150
ブロックデザインは段落ちになっているのですが、離れてみると分りません。またこのブロックを組み合わせたレイアウトもまだ見たことがありません。

画像#0147
Layout-0151
画像V-0151
7種類のブロックを組み合わせてレイアウトしたものです。
よく見ると中段に穴開き型(型抜き型、地抜き型)の菱形の周囲にいくつかの種類のブロックを使って大きな菱形のグループが造られています。手前から一つ目と三つ目は同じ形式ですが、二つ目と四つ目は異なる形式となっています。
この塀の全体を正面から撮りたかったのですが、細い路地に造られていて、これで精一杯でした。
多種類の模様を用いたブロック塀としては最高傑作の一つです。

ここから対(むかい)合わせになった四分円が離れているデザインのブロックの使用例をご紹介します。
画像#0148
Layout-0152
画像V-0152
線路脇の丈の低いブロック塀です。笠木ブロックの替わりに瓦が使用されていますが、後ろの家屋の屋根の色と呼応して、うまく溶け込んでいます。塀のレイアウトもごちゃごちゃしていないところがよいと思います。

画像#0149 間があくと歪な円になる。
Layout-0153
画像V-0153
塀の上二段の模様が基本の平面ブロックだったら、この塀は無機質で威圧的な感じになっていたでしょう。改めて飾りブロックの素晴らしさを感じます。
それにしても、本当にこんな高さが必要だったんだろうか?

画像#0150 最後の使用例です。
Layout-0154
 画像V-0154
#0149とのデザイン上の顕著な違いは、開いた側の四分円の端が縦枠と交差するか、横枠と交差するかの差です。
この塀を見る人に両者の違いをアピールするには、同じテーマで、それぞれのブロックでできる模様を互い違いに並べて、「アレッ?!」と思わせるほかないかもしれません。でもそんなことと関係なしに、きれいな塀が見えることの方がより大切です。


長時間ご覧いただきありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
ブロックのデザインにはいくつかのモチーフを繋ぐ「変化」と「流れ」があることはご覧のとおりです。それを「ブロック・メタモルフォーゼ」として皆様の注目を喚起したかったのですが、その願いは叶えられましたでしょうか。
一方、それらのブロックを使用して塀を造られる方は、当然そのような見方などご存じないでしょうから、自由にブロックを組み合わせたり、並べて塀を造られます。「ブロック・メタモルフォーゼ」と実際のブロック塀との間には何も関連性はありません。それでよいと思います。私が一番言いたいことは、たかがブロック塀に過ぎないものでも、視点を変えればいろいろ楽しめるものだということです。

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ブロック・メタモルフォーゼ(5) 続続続

画像#0132は#0131を直線的にしたものです。
Layout-0136
画像V-0136
ブロック塀の印象を決めるのは、レイアウト、ブロックデザイン、建物、周辺の状況だけでなく、樹木や花も大きな要因ですね。ちょうどよい時期に撮影できてよかったです。

画像#0133
Layout-0137
画像V-0137
ブロック塀の上に置かれる笠木や瓦は、使われているブロックのデザインが伝統的な模様の場合にはよくマッチしていることが多いですが、この塀のように、デザインが幾何学的な模様や現代風の模様の場合にはむしろ無い方がスッキリしていることがあります。
遠くから離れて見ると、#0132とのブロックデザインの差はわかりません。近くで見るときは、仕上げの粗さ、丁寧さがポイントです。この塀は丁寧な仕上げでした。

画像#0134
Layout-0138
画像V-0138
折角のブロックデザインが見え難いですよ。塀の高さをもう少し低くした方がよいと思います。

画像#0135
Layout-0139
画像V-0139
ブロック塀の仕上げの粗雑さ・丁寧さは、1.メジが均一に埋められているか、2.余ったコンクリートをきれいに取り除いているか、3.塀全体にわたってメジの垂直・水平がきれいに保たれているかを見ています。粗雑な仕上げが見つかっても、どこにも苦情を言う訳ではないのですが。。。

画像#0136
Layout-0140
画像V-0140
ブロック塀の上に置く雨よけを「笠木」と呼びます。昔、木塀を使用していたころの名残なのでしょうか? この「笠木」もいろいろなデザインがあって、見ていて楽しいです。
ブロック以外の「笠木」としては、よく瓦が用いられます。木材を使用するのは珍しいです。

画像#0137の使用例です。
Layout-0141
画像V-0141
ブロック塀の最大の弱点は時が経つと黒ずんで汚く見えることだと思います。それ意外に、メジの部分が白っぽく浮き出てくることもあります。逆にメジ部分にゴミがたまったり、コケが生えたりして黒っぽく見えるのもあります。造成当初の美しさをいつまでも保つことはできないようです。

画像#0138と#0137の違いは四分円の間がせまいことです。
Layout-0142
画像V-0142
四分円の孤同士の間が狭いデザインのブロックは、探しても見つけにくいし、実際、全国的に数も少ないようです。このブロックを4個使ってできる円のブロック塀を見たい!と思ってずーっと探しているんですけど、ずーっと空振り続きです。

画像#0139 ここから四分円4個の組み合わせのデザインとなります。
Layout-0143
画像V-0143
やや控えめな塀を意図したのであれば、背景とも釣り合っていますし、ご期待通りのものができたのではないでしょうか。
しかし、デザイナーの狙いどおりでしょうか。
私は、デザイナーは2~数段積み重ねて、四分円が繋がり、第二の模様が表れることを狙ったと思います。塀としては派手になり、背景とは釣り合わないでしょうが、空間がワーッと広がり、広大無辺の世界が出現するはずだからです。

画像#0140 #0139と同じモチーフですが、こちらは第二の模様の形が少し違います。
Layout-0144
画像V-0144
面の広がりという点からすれば、物足りない気がします。

画像#0141 ここからは対い(むかい)合う四分円ブロックの使用例です。
Layout-0145
画像V-0145
建物は都会の郊外にある新興住宅といった雰囲気があります。瓦屋根でないこともその雰囲気を助勢しています。
ブロックのデザインも塀のレイアウトも背景とよくマッチしています。


今回はスッキリ、さっぱりしたところでページを閉じます。
以後、次回に続きます。

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ブロック・メタモルフォーゼ(5) 続続

前日の続きです。


画像#0122の使用例です。
Layout-01
画像V-0126
塀にはモルタルが吹きつけられていて、飾りブロックとの対比がより鮮明に見えます。

画像#0123の使用例です。ブロックデザインが#0121と変わって見えるかもしれませんが、モチーフは同じです。水平を強調するか、垂直を採るかの違いです。
Layout-0127
画像V-0127

画像#0123も、#0122と違うデザインに見えるかもしれませんが、両者は、縦と横の強調の違いだけで、モチーフは同じです。
Layout-0128
画像V-0128
画像V-0126と較べると、言ってみれば、ブラインドをオープン状態にしているか、クローズド状態にしているかの違いのようです。どちらを好むかは人それぞれですが、”目立つ”あるいは”遠くからでも見えやすい"という点からはV-0126のほうに軍配が上がります。

ブロックには右回り系と左回り系があり、これについては別のページでご紹介します。このブロックは、私が勝手に決めたルールにより、左系です。
Layout-0129
画像V-0129
ブロック塀の向きは、通常、外面をよく見せるように造られ、人通りや車の往来の多い方にブロックの飾り面が来るようしていることが多いようです。
このお宅の場合、往来の多い側の塀には2種類のブロックを使用して外面を見せていますが、大半は平面の基本ブロックが使用されています。一方、画像の左側の塀の面は凸凹の化粧版風の模様をもつブロックを用いています。
基本の平面ブロックを使った理由が、敷地の範囲を主張している#0125のデザインを活かすためだったら、この塀をレイアウトした人はすごいなぁと、思いました。

この塀のブロックは上の#0125と同じモチーフで、こちらは右系になっています。
Layout-0130
画像V-0130
同じモチーフでデザインされた右系・左系のブロックが、一つの地域で競い合いように、塀造りに使用されていたら見る側は楽しいだろうと思います。しかし、片方のデザインがその地域のある範囲で使用されることはあっても、両者が共に使用されることは、残念ながら、ないようです。

画像#0127は同じモチーフでも曲線で表現するとこうなるという例です。もしかして#0125~#0128は「霞紋」を表現したものかもしれません。
Layout-0131
画像V-0131
非常にユニークなデザインですが、遠くからは目立たないようです。これをいくつか使って第二の模様が表れるようにすれば面白いかもしれません。

画像#0128もなかなかユニークです。これまでご紹介してきたブロックは「透かし型」と呼ばれるもので、表現したい図柄を”実態”として浮き出させています。
これに対して#0128は表現したい図柄を「型抜き型」あるいは「地抜き型」として表現したものです。
Layout-0132
画像V-0132
こちらの使用例では下段2列に一つ置きに積まれています。案外面白くなっています。
図柄を対い(むかい)合わせにして、繋ぎ型に使用すれば連続した波線模様が表現できそうです。利用者が増えるといいですね。

画像#0129は階段を想起させるデザインですが、画像#0123の中央の縦棒を横に寝かせて棒の長さを長短逆にすれば、このブロックデザインができます。つまり見る側にとって、これも同じモチーフの一つと考えることができます。
Layout-0133
画像V-0133
個人的には図柄の上下の変動幅がもう少しほしいと思いますが、塀としては取り立ててよくもなければ、逆に悪くもない。これはこれでよろしいのではないでしょうか。

上の#0129の階段状の両端を90度上下に曲げたデザインです。これは枠の名kを斜めにすると次の#0131あるいは#0132へと変化する起点にもなっています。
Layout-0134
画像V-0134
このブロックのようにはっきりした図柄は離れていてもはっきりと見え、ブロックとブロックの間が開いていても間延びして見えることはありません。
このブロックも連続して並べると面白い第二の模様が現れそうです。

ユニークさランキング・ベスト10入りしそうなデザインです。
Layout-0135
うまくまとめているようです。画像V-0135
このデザインでのブロック塀のレイアウトは難しいかなと思っていましたが、使用例ではうまくまとめているようです。でもこれでは折角のデザインが活かされているとは言い難いきがします。
うまく組み合わせると以下のような第2の模様が表れます。(ユニットだけをご紹介します。)
My_Layout-0001  My_Layout-0002  My_Layout-0003
画像MyLayout-01      画像MyLayout-02     画像MyLayout-03

My_Layout-0004  My_Layout-0001
画像MyLayout-04      画像MyLayout-05

このレイアウトの方が、見て楽しい と思います。ただし、強度や耐震性は全く考慮していませんので、悪しからず。


次回に続く。

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ブロック・メタモルフォーゼ(5) 続き

前回はブロックデザインの画像だけのご紹介でしたので、今度は塀の画像もご紹介します。
私がblogの記事の書き方に精通していれば、塀同士の比較画像を並べてお見せできるのですが、残念なことに、その知識がありませんので、また画像をべたべたと並べるだけです。ご容赦ください。


画像#0112のブロックの使用例です。
Layout-0115
画像V-0115
ブロックの図柄が太線のせいでしょうか、なにか堂々としています。

画像#0113は溝付きなんですが。。。
Layout-0116
画像V-0116
塀全体を撮ろうとして、撮影位置を間違えました。なぜもっといろんな角度から撮らなかったのだろうと悔やんでも後の祭りです。

画像#0114の使用例です。
Layout-0117
画像V-0117
このように2段重ねにすると円形の第2模様が表れて、いいですね。どうせのことだから塀の端までこのレイアウトを完遂させてほしいと思いました。あるいは4~5列4段重ねにし、袖壁風にしてもお洒落かもしれません。

画像#0115です。
上下反対方向を向いていた半円が左右反対向きの半円に変わるデザインのターニングポイントになっています。
Layout-0118
画像V-0118
狭い通路の奥にありました。塀の上と下にやや洋風の感じのものを配していますが、塀としては落ち着いていると思います。

画像#0116は#0112を90ど回転させた向きに変わっています。
Layout-0119
画像V-0119
ブロックは繋ぎ型の連続配置になっているため、目の錯覚で、細長い円が短い━で繋がれているように見えます。画像V-0115やV-0117と較べて軽やかになっています。ここでも塀の途中からレイアウトが変わっています。”一気通貫”する方がきれいに見えると思うのですが。。。

画像#0117は#0116に変化を付けたものです。
Layout-0120
画像V-0120
このブロックのように繋ぎ型(縦枠がない)ものは、横一列に並べた後、末端処理をきちんとしなければ、みじめな結果のなります。デザインがおもしろいものほど最後の詰めをしっかりお願いしたいものです。

画像#0118は#0117に溝が付いたものです。
Layout-0125
画像V-0121
人里からかなり離れた所です。遠くからだと模様はよくわかりません。近づくと、塀は腰より少し高いぐらいで、ブロックは中段に互い違いに積まれており、この模様であることは分りました。さらに近付くと、なんと、溝付きです。塀の造り方も丁寧です。
いやぁ-、いつ、どこで、どんなブロック塀に出会うのか、改めてその邂逅の楽しみを感じました。

画像#0119は#0116~#0118を直線的にしたものです。
Layout-0122
画像V-0122
私の家から歩いて10~15分くらいの所にこんな急な坂道があるなんて知りませんでした。この坂道、自転車を漕いで登りきれず、押して歩く途中で見つけた塀です。ブロックが下段にあるのは、私のように喘ぎながら下を向いて歩く人のためなのか、ご親切なことで。9年前に撮影したものですが、公開したのはこれが初めてです。

画像#0120は#0119を対角線を強調しつつ変化させたものです。
Layout-0123
画像V-0123
私の住む所はブロックの種類が多い方だと思います。1週間ぐらい探して回ると数十種のブロックデザインが収集できます。でもレイアウトセンスのよいものばかりとは限りません。

画像#0121は#0120を水平方向と垂直方向を強調したものです。
Layout-0124
画像V-0124
レイアウトを苦心したことが窺えます。では塀の右端はどうなっているのでしょうか。
ブロック収集を始めて1年目の撮影です。いま振り返ると、なんにも考えていなかったんだと、赤面の至りです。


次回につづく。

ブロック・メタモルフォーゼ(5)

次の「ブロック・メタモルフォーゼ」はちょっと無理筋があるかもしれませんが、何度か見ていただいていると「変化」と「流れ」が見えてくると思います。
今回は Block-0111 から Block-0151 へと繋いでみます。


スタートです。(画像が横一列に2枚並べられている時は、一番左のブロックの類似または近似のデザインのものを示しています。)
Block-0111  画像#0112 ⇔ Block-0113 画像#0113
      ↓↑
Block-0114 画像#0114
      ↓↑
Block-0115 画像#0115
      ↓↑
Block-0116 画像#0116
      ↓↑
Block-0117 画像#0117 ⇔ Block-0118 画像#0118
      ↓↑
Block-0119 画像#0119 ⇔ Block-0139 画像#0139
      ↓↑
Block-0120 画像#0120
      ↓↑
Block-0121 画像#0121 ⇔ Block-0122 画像#0122
   ↓↑(90度回転)                 ↓↑(90度回転)
Block-0123 画像#0123 ⇔ Block-0124
      ↓↑
Block-0125 画像"0125
      ↓↑
Block-0126 画像#0126
      ↓↑
Block-0127 画像#0127 ⇔ Block-0128 画像#0128
      ↓↑
Block-0129 画像#0129
      ↓↑
Block-0130 画像#0130
      ↓↑
Block-0131 画像#0131 ⇔ Block-0132 画像#0132
      ↓↑           ↓↑
Block-0132 画像#0132
      ↓↑
Block-0133 画像#0133
      ↓↑
Block-0134 画像#0134
      ↓↑
Block-0135 画像#0135 ⇔ Block-0136 画像#0136
      ↓↑
Block-0137 画像#0137 ⇔ Block-0138 画像#0138
      ↓↑
Block-0139 画像#0139 ⇔ Block-0112 画像#0112
      ↓↑
Block-0140 画像#0140
      ↓↑
Block-0141 画像#0141
      ↓↑
Block-0142
 画像#0142
      ↓↑
Block-0143 画像#0143
      ↓↑
Block-0144 画像#0144
      ↓↑
Block-0145
 画像#0145
      ↓↑
Block-0146 画像#0146
      ↓↑
Block-0147 画像#0147
      ↓↑
Block-0148
 画像#0148
      ↓↑
Block-0149
 画像#0149
      ↓↑
Block-0150 画像#0150
      ↓↑
Block-0151

やっと辿り着きました。最後まで見ていただきありがとうございます。
最初にも書きましたが、この流れを何回も見ていると、いかにもありそうな変化のように思えてくるから不思議です。
それよりも、全く考えたこともなかった筈の別々のブロックを繋ぎ合わせると、一応の変化と流れが認められることが驚きです。
私たちは、意識の表面では異なることを考えていても、潜在下では何かつながったものを求めているのでしょうか。そして、それは生命体が種を維持し、個体を維持するために、遺伝子に組み込まれているのでしょうか。
私にはさっぱりわかりません。
先に述べた人工知能を持ったロボットが、無機物同士でもお互いに関連性を持つことと言い、興味を惹かれます。

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ブロック・メタモルフォーゼ(4)

前回の「ブロックメタモルフォーゼ」で使用したブロックのデザイン(画像#0106)は実在のものではありません。実際のブロック塀は画像V-0105で、単体のデザインは画像#0107です。

Block-0106  画像#0106 再掲

Block-0107  画像#0107
               Layout-0110
               画像V-0110

遠くから見ると、穴の開いていない円形部分(家紋風にいえば「白餅」)が目立ちます。近づいて見ると、たまたまその輪の部分の上側に切れ目が入っていました(画像#0106)。この塀の模様部分はペンキで塗られていますから、その切れ目がこのブロックの端だと思い撮影したのでした。
でもよく見ると白餅部分の方に上から下まで切れ目がありますから、すぐ気が付いて撮影し直しました(画像#0107)。

なぜこのようなことが起こったかと言えば、私が以前から#0106のようなブロックを期待していたからです。
通常ブロックは縦と横の枠で閉じられた枠の内側に模様を配置します。言いかえるとこの周囲の枠は内側の模様を保護するとともに、積み重ねたときに上からの重力を支える働きをし、同時にブロック同士を積み重ねやすくする役目も持っています。
さらに地震などによる倒壊を防ぐ目的で、ブロック塀を造るに当たっては規則により、一定間隔で鉄心を通さねばなりません。鉄心は、通常ブロック同士が横並びに置かれるので、ブロックの縦枠の外側に溝をつけて、そこを通します。塀を造るときは鉄心とブロックをメジなどでくっつけ、固めます。つまり鉄心を通すために縦枠を利用しているのです。外観からは鉄心が通っているかどうかは見えませんから、うまく機能していることになります。
もし#0106に枠をつけたデザインをすると、1例を挙げれば、画像#0108のようになります(使用例は画像V-0111)。これだと規則の条件は満たしていますが、デザイン的に重厚な感じになり、スッキリした軽い感じは失われます。
Block-0108 画像#0108
               Layout-0111
                               画像V-0111

このブロックにも別バージョンが存在し、軽い感じになっているものもあります。

もっとストレートに、縦枠だけでいいじゃん、と考えると画像#0105になります(使用例は画像V-0112)。
Block-0105  画像#0105 再掲
                Layout-0112
                画像V-0112

縦枠なしでいいじゃん。替わりに輪が並ぶデザインにしちゃえとなると画像#0109のデザインとなります(使用例は画像V-0113)。
Block-0109  画像#0109
                Layout-0113
                画像V-0113

ブロック#0109は実在のブロックであり、両端が割り輪(輪を半分ずつに切って反対向きに並べたもの)となっていますから、#0106のようなデザインのブロックがあってもおかしくはないことがお分かりいただけると思います。このブロックがあることは以前から知っていましたので、#0106を期待していたのでした。(でも、早合点は失敗の元でした。)

最後に、画像#0107と非常によく似たデザイン#0110を並べてみました。
両者はよく似ていますが、その違いがお分かりいただけるでしょうか。ブロック収集の中級問題です。判別してください<ヒント:大きさが違うのですが、何の大きさでしょうか。違いは3か所あります>。使用例も合わせてご覧ください。
Block-0107  画像#0107
Block-0110  画像#0110
               Layout-0114
               画像V-0114

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ブロック・メタモルフォーゼ(3)

ではブロックを並べ、四角形をすこしずつ変化させて円形にしてみましょう。

Block-0097 から Block-0106 へ、です。


スタートします。
Block-0097 画像#0097
      ↓↑
Block-0088 画像#0088
      ↓↑
Block-0090 画像#0090
      ↓↑
Bkock-0091 画像#0091
      ↓↑
Block-0092 画像#0092
      ↓↑
Block-0093 画像#0093
      ↓↑
Block-0101 画像#0093
      ↓↑
Block-0096 画像#0096
      ↓↑
Block-0103 画像#0103
      ↓↑
Block-0105 画像#0105
      ↓↑
Block-0106 画像#0106

それだけ ?

だからどうなん ?

これだけです。だからどうってことはありません。おそらくなんの役にも立たないと思います。でも私としては「してやったり ‼」とニヤついています。

本当のところを言いますと、これらのブロックは、デザインした人も、製造した人も、製造場所も、製造時期も、みんなバラバラ、なんにも特別な繋がりはありません。にも関わらず、こうしてゆる~い繋がりができることが不思議でなりません。
先日、人工知能を持ったロボットがクイズの世界チャンピオンを圧倒的な差で打ち負かしたことがメディアで報道されました。このロボット、言ってみれば単なる無機物の集合体じゃないですか。それが”知能”と呼べるような知識を持ち、記憶し、判断するのです。無機物そのものが意図的、自発的に集まるのではありません。集まったものに何か意味や価値を見出そうとして、働きかけるのは人間です。
どうして人間は意味を持たせたがるのか、分りません !でもその結果、生活に役に立つものが作られ、面白いものが生まれたりするんですよね。

喩が飛躍しすぎだって ?

たまに正気に戻って、「なんて俺はバカなんだッ」て思うことあります。ブロックごときになんでそんなに時間とお金をつぎ込むんだって、真剣に考えます。でも止められないです。

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ブロック・メタモルフォーゼ(2)

ブロック・メタモルフォーゼ(2)。
今回は日本式の細長ブロックのうち、「垂れ角」型の枠の内側にもうひとつ小さめの「垂れ角」を入れた一連のブロック群をご紹介します(画像#0088~#0092)。

このブロックも大きなものから小さなものへ、少しずつ形を変える流れがあります。
Block-0088 Block-0089 Block-0090
画像#0088          画像#0089         画像#0090

Bkock-0091 Block-0092 Block-0093
画像#0091          画像#0092         画像#0093

このシリーズには次のようなバリエーションもあります(画像"0094~#0102)。
画像#0093 Block-0094 Block-0096
画像#0094          画像#0095         画像#0096

Block-0097 Block-0098
画像#0097          画像#0098

さらに海外に次のようなブロックもありました。
Block-0099 Block-0100
画像#0099 台湾      画像#0100 アテネ


このように、「垂れ角に垂れ角」型(あるいは「二つ入れ子枡」型と見てもいいかもしれません)のブロックデザインでも、メタモルフォーゼ(小さな形の変化と流れ)が見られます。が、デザインとしての基本のコンセプトは同じなので、通常はバリエーションとして看做されて、それでお終いとなることが多いようです。
メタモルフォーゼと言うからには、ある形から別の形へ、例えば丸から四角へ、と変化してこそでしょう。実はブロックにもその変化が見られるのです!!

その前に、このブロックデザインの使用例を見ておきましょう。


画像#0091から#0098まで順番に見てください。
Layout-0098
画像V-0098
この模様のブロックが積まれている位置は一番下(基礎の上)です。
ブロックのデザイン性を活かしたレイアウトとはいきませんが、全体として無難で落ち着いた塀になっています。

Layout-0099
画像V-0099
ブロックの位置は真ん中付近です。3個1セットの模様の配置は見て楽しいですが、ブロックのデザインを活かしているようには見えません。

Layout-0100
画像V0100
上2段に、互い違いに置かれています。ブロック同士の直接的な繋がりはありませんが、ブロックの位置を一段下げて、上のような背景でレイアウトされたら結構目を引くのではないでしょうか。

Layout-0101
画像V-0101
何かの事務所か作業監督所でしょうか。もしかしてお巡りさんの駐在所だったりして。。。建物全体がこじんまりまとまっていて、レイアウトも縦の線を連続させ、デザインをうまく活しています。

Layout-0102
画像V-0102
今回のシリーズのブロックは上下・左右に結合手が出ていますから、そのデザインを活かしてレイアウトするとこちらのような塀になります。
しかしなんとなくしっくり来ません。塀のイメージに対して背景の家と庭木とがマッチしていないように思うんですけど。。。  いや、写真撮影がヘタクソなんです! 納得。

Layout-0103
画像V-0103
溝が入ると迫力出ますね。これはこれでいいかも、です。

Layout-0104 
画像V-0104
ズーッと横に繋がって、鎖で塀を守っているような様子を撮りたかったのですが、画像が小さくなってしまい、虻蜂取らずでした。

Layout-0105
画像V-0106
その一部をアップで撮りました。内側の「撫で垂れ角」が蒲鉾状に膨らんでいるので、本当にチェーンそっくりです。

Layout-0107
画像V-0109
ちょっと雰囲気の違うブロックを使ってみました。。。って感じですね。それ以上はありません。

Layout-0108
画像V-0108 台湾

Layout-0109
画像V-0109 アテネ

「建物の階上壁にブロックを並べる、これ台湾とアテネの常識あるね。」・・・でもどうしてなんでしょうか。

ブロック・メタモルフォーゼ(1)

オランダの版画家・エッシャーをご存知でしょうか。『物見の塔』や『滝』などの不思議な絵は有名ですが、そのほかにも『天使と悪魔』、『空と水』、『爬虫類』。。。など、「空間の魔術師」と言われるだけあって非常に独創的な画家です。
その作品群の中に、時系列を表現した『メタモルフォーゼⅡ(メタモルフォーシスⅡ)』という作品があります。
チェック模様が爬虫類へ形を変え、それがハチの巣へと変化する。ハチの巣からハチが飛び出し、それが蝶、鳥魚、・・・と少しずつ形を変えていきます。『空と水』では鳥が少しずつ変化して魚になります。

日本の細長ブロックにも、個々の模様を造ったデザイナーの方たちは意識しなかったでしょうが、それらを一堂に集めて並べてみると、まるでブロックの「メタモルフォーゼ」と呼びたくなるような模様の変化が楽しめるブロックが幾組かあります。

今回は「リボン」様というか、「蝶ネクタイ」様というか、かわいらしいデザインから始めます。
Brock-0077 Block-0078 Block-0079 Block-0080
画像#0077         画像#0078        画像#0079         画像#0080

Block-0081 Block-0082 Block-0083 Block-0084
画像#0081         画像#0082        画像#0083         画像#0084

Block-0085 Block-0086 Block-0087 
画像#0085         画像#0086        画像#0087

「リボン」の大きさや形が少しずつ変化していくのがお分かりいただけると思います。
これらは、言ってみれば#0077のバリエーションに過ぎませんが、並べ方を工夫するとこのように、”変化”と”流れ”が生じます。それをカッコつけて「ブロック・メタモルフォーゼ」と言っているだけです。
このような「ブロック・メタモルフォーゼ」は他の模様のブロックでも見られます。
ちなみに「青海波模様」や「菱形模様」は全国的にさまざまなバリエーションが作られていていますので、ご自分の家の近くでそれらのバリエーションを撮影することができます。撮影したものを、例えば大きいものから小さいものへ並べると、そこに「ブロック・メタモルフォーゼ」が現れると思います。
ご自分の好きなテーマで並べると、オリジナルの「メタモルフォーゼ」を作り出すことができるかもしれません。是非、挑戦してみてください。


これらのブロックの使用例を、今回は順序をばらばらにしてご紹介します。
Layout-0093
画像V-0093 

Layout-0094
画像V-0094 

Block-0095
画像V-0095 

Block-0096
画像V-0096 

Block-0097
画像#0097 

「リボン」様のブロックはデザインが現代風で、ユニークな図柄ですが、これを用いるレイアウトでは塀の一番上か一番下で、横一列に置かれることが多いようです。結果、あまり目立たないように思います。
確かにこのブロックのデザインで塀をレイアウトするのは難しい(誰でもができるわけではない)と思います。ならばこのデザインの基本形は活かして、レイアウトしやすいデザインに変えられないのでしょうか。たとえば、横向きではなく、斜め下向きにして4個で花びらを表現するのはどうでしょうか。これなら連続して使用すればかなり派手になります。
今、コンクリートブロックはだんだん市場性を失いつつあります。
だから思い切って、例えば砂漠の厚さや砂ぼこりに耐えられるような、低コストのブロックハウスを開発して、途上国で使ってもらう、ということは考えられないでしょうか。洗浄できて、軽くて、倒壊しにくく、防犯を兼ねたブロック塀はできないのでしょうか。
私が自分で家を建てるとしたら、塀は20cm角の周囲枠だけの正方形ブロックで、ギリシャで見たようなブロックをずらして長方形の空間を作り出した壁を家の周囲に造ります。壁の所どころには40cm角の穴を開け、そこに四季折々の花を図柄にした、透かし型や浮き彫り型のコンクリートブロックを、季節ごとに取り換えられるようにしてみたいです。公共施設の壁は、町に貢献した方々のレリーフにしたら素敵だろうと思います。
こんなコンクリートブロックの製造はできないのでしょうか。
企業間競争に勝ち抜くにはコストは重要な要素です。しかし新しい市場を開拓するのも大きな要素だと思うのです。

正方形ブロックの花柄(?)模様

正方形型ブロックには、上下、左右が対称形になる性質を利用して、1個で図柄が完成するようにデザインされた”ブロックの模様”があります。その多くは花を想起させるものです。そのデザインにもちょっとした東西の嗜好の違いがみられます。面白いと思うのでご紹介します。

Block-0067 Block-0070
画像#0067 フィレンツェ     画像#0070 フィレンツェ

これらのブロックはキリスト教の大聖堂などに使用されています。中世に建てられたものなので、おそらく石灰石を加工したブロックだと思います。

Block-0068 Block-0069
画像#0068 フィレンツェ     画像#0069 ローマ

画像#0068はフィレンツェのウフィツィ美術館の建物に使われていました。これも石灰石のブロックだと思います。
ローマのものは、多分、白い部分は多分石灰石ですが、黒い部分は鋳鉄です。

一方台湾では次のような(陶板の)ブロックを見かけました。
Block-0071 Block-0072 
画像#0071 台湾        画像#0072 台湾

Block-0073 Block-0076
画像#0073 台湾        画像#0076 台湾

画像#0073、#0076は共に4枚のブロックで、第2の模様である花模様ができています。


日本にも組み合わせで花模様ができるデザインとレイアウト例があります。
Block-0074 Block-0075
画像#0074 日本各地                        画像#0075 日本各地

画像#0074は4枚で、#0075は2枚で花模様を造っています。
特に#0074は、組みあがった花模様は#0076と同じものですが、基本形は全然違います。おもしろいですね。


では、使用例をご覧ください。
Layout-0084 Layout-0083 
画像V-0083 フィレンツェ                   画像V0084 フィレンツェ

画像V-0083は画像#0067のある場所、さらにV-0083はV-0084のある建物です。塔の中央辺りにあります。

Layout-0085
画像V-0085

画像V-0085は画像#0070が使用されている???聖堂です。画像中央の斜めの梁のように見える所に並んでいます。

Layout-0086
画像V-0086

画像V-0084の塔の最上階部分です。

Layout-0087
画像V-0087

画像#0071~#0076のブロックの使用例を以下に掲示します。どれがどれかすぎお分かりになると思います。
Layout-0088
画像V-0088

Layout-0089
画像V-0089

Layout-0090
画像V-0090

Layout-0091
画像V-0091

Layout-0092
画像V-0092

正方形の中身(3)

正方形の中身(1)ではサイズダウンした正方形(⇒枡紋型)と正方形の中身(2)では輪(環⇒平角に輪型)のブロックデザインとそれらの使用例を紹介しました。
かなり上滑り気味でしたが、いろいろなデザインが工夫されているんだなとか、ヨーロッパとアジアで意外に似た見方、造り方がされているものもあるんだなとか、台湾と沖縄は文化的な繋がりがあるようだとかを感じていただければ十分です。面白そうだな、自分もやってみようかなという奇特な方が現れれば、もうこのうえなしの大、大、大満足です。

さて、正方形の中身第3弾は、十字紋および米印(⇒全体としてユニオンジャック旗)を見てみましょう。

まずは十字紋です。
Block-0060
画像#0060 沖縄

私自身はこの1枚しか画像データは持っていません。
正方形の中身(2)とダブりますが、轡紋または丸に十字紋もこちらに入れて比較するのもよいと思います。

Block-0042 Block-0050
画像#0035 再掲         画像#0024 再掲

ブロックの雰囲気がまるっきり違います。デザインの力が分ると思います。もちろんデザインの好き嫌いとか、家屋や周囲の街並みを考えたうえで、どんなブロックを選ぶかとはまた別の話です。


次にユニオンジャック旗型のブロックです。
ここでご紹介するものがすべてコンクリートブロックかどうか定かではありません。取り上げたのは土地柄、石灰石が算出する所ですから、石灰石の切り出しもあるかもしれません。特にペンキが塗られていたり、スプレー塗装が行われている場合は通りすがりのチョロッと見では判断しかねます。ただコンクリートにしろ、石灰石の切り出しにしろ、ブロックには違いないので取り上げました。
Block-0061 Block-0063 
画像#0061 パリ        画像#0063 アテネ

Block-0062 Block-0064 Block-0065
画像#0064 ローマ       画像#0062 ローマ        画像#0065 ローマ

Block-0066
画像#0066 イタリア・ミラノ


これらのブロックデザインはパリ、アテネ、ローマ、ミラノで見られました。特にローマでは3種類もありました。スペイン(バルセロナ、コルドバ、グラナダ、マドリード等)では市中を探索する時間がなくて、見つけることはできませんでした。また日本、韓国、北京、台湾でも見当たりません。機会があればイギリスと香港でゆっくり探してみたいと思っています。


画像#0060の使用例です。
Layout-0075
画像V-0075 沖縄

”1枚の塀に1ブロック”という感じです。何か物足りないですか?このレイアウトは洋風な建物と2基の外灯、それに緩やかに波を打たせた塀の形によくマッチしていると思います。ブロックの数を増やし、賑やかなレイアウトを施したとすると、塀の方ばかりに目が行き、建物の存在感が薄れてしまうと思うのです。
あるblogで、日本のブロック塀は組み合わせが少ないと指摘されていました。確かに半分はご指摘通りだと思いますが、残り半分はその方のブロック塀の観察量がまだ数少ないからではないかと思います。
日本にも工夫を凝らした面白いブロック塀はあちこちにあります。いずれ順番が回ってきたらいくつかご紹介したいと思います。
また、ブロック塀の良し悪しは塀だけ独立して見るのではなくて、その背景にある建物や周囲の街並みとの関連で見るほうが楽しみが広がること請け合いです。


Layout-0076
画像V-0076 アテネ

Layout-0077
画像V-0077 パリ

Layout-0078
画像V-0078 ローマ

Layout-0080
画像V-0079 ローマ

Layout-0081
画像V-0080 ローマ

Layout-0079
画像V-0081 ローマ

Layout-0082
画像V-0082 ミラノ

閑話休題(一)

ブロックのサイズを測定する話をしましたので、ついでに似たものを公開します。

私はブロックを探すときはいつも巻き尺を携帯します。しかし人前で大っぴらにメジャー測定すると、人々が立ち止まって、じっと見つめられることがあります。
ある時、古い民家のブロック塀を撮影し、メジャーでサイズを測り、メモに書き込んでいた時のことです。一人のお婆ーさんがトコトコやってきて、「ここも取り壊すんけ」と聞かれました。
びっくりして「えッ、何でですか」と尋ねると「あんた、役所の人やろ。塀を壊して道を広げるための測量じゃろ。」
事情が呑み込めたので、私が趣味でブロック塀を撮影していることを説明しましたが、「そんなことして何になるのか」と怪訝そうな表情が続きました。
別の所では、ブロック塀の近くの畑で農作業をされているお年寄りがおられたので、塀の写真を撮らせてくれと頼み、了解してもらいました。
そのブロックデザインを見るのは初めてではありませんでしたが、その地方では珍しいので、何枚か集中して撮影していました。ふと気がつくと、先ほどの方がご近所方を2人引き連れてじっと見ておられました。
撮影中に「おっちゃん、何してんの」と小学生数人に取り囲まれて、説明しているうちに彼らも興味が湧いたと見え、次々に近所のブロック塀に案内されました。逃げるわけにもいかず、仕方なしに付き合って撮影しました。
その他、怪しげに見つめられたり、撮影拒否にあったりしたことが幾度となくあります。

そういうのが煩わしく厭なので、撮影の時、特にサイズを測る必要があるときは、周囲を見てメジャーを使用するか手を使って測るか判断しています。
手を広げていると、たいていの人はニヤニヤしながら通り過ぎてくれます。戯れているように見えるのだと思います。
ブロックサイズを測っている時は写真は撮らないようにしていますので、ここで見ていただく画像は私にとっても貴重な証拠写真です。
(以下画像の説明は省略させていただきます。)


Sokutei-01


Sokutei-02


Sokutei-03


Sokutei-04


Sokutei-05


Sokutei-06

blog タイトル名の変更

このブログを立ち上げて1カ月が経ちました。
最初にやっておくべきことだったのですが、このブログのタイトル名”CACIM”を検索してみました。
あるは、あるは! これでは私のサイトは多くの”CACIM”のなかに埋もれてしまいそうです。
そもそも”CACIM”というのは、タイトルをつけるときに全く偶然、ふう~ツと浮かんできたもので、特に意味はありません。変わった命名に思えたので一人合点し、検索もせずに、そのまま公開したのでした。

あまりの”CACIM”の多さと、自分の迂闊さに冷水をかけられた思いで、タイトル名をストレートで分りやすいものに改めることにしました。題して

     『ブロック塀探訪』

です。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

内容は
  ◎ ブロック塀文化の東西比較
  ○ 自作のカオスプログラムで描く不思議の世界
  ○ 孫と遊ぶ「プラレール」
  ○ その他
を予定しています。

正方形の中身(2) 続きの続き

2月26日の「正方形の中身(2)」のブロックごとの使用例の紹介で、まだご紹介していないブロックの使用例をご紹介します。

画像#0050はこんな使われ方をしていました。
Layout-0072
画像V-0072 沖縄

お店の暖簾(のれん)か簾(すだれ)を彷彿とさせます。風通しも、明かり採りも、目隠しも兼ねています。


画像V-0051の使用例はたくさん見ました。ここでは単独使用例をご紹介します。
Layout-0073
画像V-0073 沖縄

何かシャキッとしていて、上品な感じです。”吹き抜けのバルコニー”ってのがいいですね。
上の画像とこの画像を撮影した両日は、初めての沖縄旅行だったのですが、あいにく台風通過中で、雨は少なかったですが、相当強い風が吹いていました。帰りの飛行機が飛ばなかったら予定がくるってしまうことばかり心配していました。共に午前十時ごろなのに、夕方並みの薄暗さでした。


画像#0052、#0053は台湾の(多分陶板製の)ブロックです。
Layout-0074
画像V-0074 台湾

破風に使用されています。このような使われ方が非常に多いです。

Layout-0075
画像V-0075 台湾

このように棟に平行な平側でも軒下に使用されるのが一般的で、実例も多いです。
入口の上に使用するのはギリシャ・アテネでも普通に見られますが、両者の共通の要素は何なのでしょうか。
またブロックを塀ではなくて、建物の”階上”に使用するのは沖縄でも見られます。こちらにはどんなつながりがあるのでしょうか。おもしろいテーマだと思います。

画像#0055の使用例では建物(あるいは塀)との関係を撮るのを忘れてしまいました。
Layout-0076
画像V-0076 沖縄

ここでは組み合わせで生じる”第二の模様”をお楽しみください。
輪と十字形が繋ぎ型に並んで、広い2次元空間へいざなってくれます。


画像#0054のブロックも沖縄ではよく見かけるデザインです。
Layout-0077
画像V-0077 沖縄

特に、白ないしは白っぽいグレー、白っぽい灰青色の建物に、このような薄いピンクのブロックが使用されているのを多く見ます。これって、結構遠くからでもよく見えます。
ちなみに同じデザインのブロックで薄茶にペイントされたレイアウトのものも撮影していますが、こちらの方がやはり目立ちます。
そう考えると、”階上”のブロックは人目を引くための便法なのかもしれません。もっとも地元の人にはそれが普通の状態であり、慣れ親しんだ伝統でもあるので、別の意味付けをしておられるでしょうけど。。。
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