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地抜き(型抜き)ブロック(16) ─ 3穴: 「三つ盛り松紋」 ─

模様を並べるときに、同じものを並べる方法もあれば異なるものを組み合わせて並べる方法もあります。
今回はいままでご紹介ししていなかった新しい並べ方をブロックデザインに取り入れたデザインをご覧いただきます。


Block-0411
画像#0471
この図柄の家紋はありません。家紋風に名前を付けるとしたら「三つ盛り松紋」型というところでしょうか。
このデザインでは溝で周囲枠を作り出しています。模様の縁には装飾的な加工はありません。

この家紋名は「三つ松紋」でも良いように思えますが、「三つ松紋」はすでに家紋で決められている図柄がありますので、区別する意味で「盛り」をつけます。また「三つ盛り」には3個の模様を特定の形に配列する意味もあります。(「三つ盛り」というコンセプトはかなり重要なので、次回もう少し詳しくお話したいと思います。)

使用例です。
Layout-0348
画像V0348
細かい模様のであるにもかかわらず、離れて見ても意外にこのデザインは見えます。建物との兼ね合いもいいです。


Block-0412
画像#0412
機械的にみると穴は3個開いていて簡単に分類8処理できそうですが、デザイン的にはよく分らない点があり、いろいろ妄想が生じます。(実はそれが楽しいのですが。。。)
このブロックデザインは二通りに考えられると思います。
一つは、「違い菱紋」型または「重ね菱紋」型で、交差あるいは重なった立体部分を二次元へ処理する時にこのような図案になったと考えられます。
他の一つは、「違い菱紋」または「重ね菱紋」が基本であることは同じですが、これに第3番目の小振りの「菱紋」を付け加えたのではないかと考えられます。後は立体を平面化する作業は同じです。
つまり、「菱形」が2つなのか3つなのかということです。(ね、重箱の隅をつつくような、結果は一つ見えているのですから、どうでもいいことでしょ? こんなことを考えているから大成しないんですなぁ。)

私は菱は3個だとおもいます。
それは以下のようなブロックデザインが作られていることによります(使用例は割愛)。

① 透かし型ブロックの例
Ref-0002 Ref-0003 Ref-0004 Ref-0005
参考例 1          参考例 2          参考例 3          参考例 4

② ミニブロックの例
REf-0006  Ref-0007  Ref-0008
参考例 5       参考例 6       参考例 7


ブロックデザインにおいても、複数の菱を並べることは不断に行われていることだと思われます。さらに家紋にはないこれらのニューデザインはブロックデザイナーの方が新たに開発され、商品化されたことを示しています。

画像#0415の使用例です。
Layout-0349
画像V0349
ブロック塀よりも樹木の方に目が行ってしまいます。旺盛な樹木に押され、ブロック塀の模様は陰が薄いです。


Block-0413
画像#0413
このデザインを”Let's BLOCK !”では{パックマン」と紹介されていました。感覚的にとらえた命名でしたが、言い得て妙でした。私も仲間内で話すときには「パックマン」を使っています。
このままだと模様の分類の時に「現代風模様」になってしまいそうなので、もうすこしデザインの構成を考えてみましょう。
個の図案は両端に地抜き型の「黒餅(石持ち)紋」を配し、上から地抜き型の「立て菱紋」を加えたように見えます。つまり伝統的文様の新しい組み合わせでできていることが分ります。もちろん家紋にはありません。デザイナーの遊び心が生み出したものでしょう。

使用例です。
Layout-0350
画像V0350
この塀は離れていても目立ちます。なかでも青海波の組み合わせを縦に用いているのがポイントです。
何だろうと思わせて、よくみると他にもいろいろあった──というパターンです。こういうレイアウトももちろんありです!

次は化粧版ブロックサイズのものです。
Block-0414
画像#0414
「パックマンだ」と言われれば、あ、そうだと思いますが、やや間延びしていて、#0413のほうが緊張感があってよいと思います。
この模様に限らず、化粧版型ブロックや大型ブロックには通常のブロックの模様をそっくりまねしているものがたくさんあります。なかには良いものもありますが、多くは二番煎じの感が否めません。表現スペースが増えたのだからもっと大胆に新しいデザインを工夫したら良いのにと思います。ユーザー側が求めているのなら仕方ない部分もありますが、そんな場面でもメーカー側が新しいオピニオン形成するぐらいの意気込みが必要なのではないでしょうか。

使用例です。
Layout-0351
画像V0351


次のものこそ現代風模様による地抜き型模様だと期待していたのですが。。。
Block-0415
画像#0415
長い間なんの模様かわからず、現代風模様の一つだろうと思っていましたが、真ん中のラッパ状に開いた模様が「銀杏紋」に似ていることに気付きました。両端の半円形も「イチョウ」の一部で、三つ揃いで四分円を作っているのだと思いました(参考図8)。
面白い組み合わせが表れましたが、これでは塀は作れません。単独使用しかないようです。
次に半円の外側の穴を埋めた「地抜き型青海波紋」ではないかと思いました。このブロックが化粧版サイズ型なので真ん中の波模様が少し開いていますが、これならいけそうです。
もし「地抜き型青海波紋」ならばデザイナーの大手柄です。皆さんはどう思われますか?

Ref-0009
参考図 9

使用例です・
Layout-0352
画像V0352
塀のレイアウトは可もなく不可もなし。気付く人もいないのではないかと思います。(決して悪くはないです。)
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