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画像#0445 画像#0418
普通の日本式細長ブロックサイズのブロックです。縦じまデザインは1本~10本あります。
今回は縦じまが5本のブロックデザインをご紹介します。

画像#0445
縦じま5本の基本形です。
使用例です。

画像V0379
3種類のブロックデザインが使用されています。このように並べると、装飾目的で使用されたものと、おもに排水目的で使用されたブロックの種類がはっきりしてきます。

画像#0446
周囲の枠が面取りされています。
面取り部を斜め方向から大写ししてみました。

参考図 1
使用例です。

画像V0380
意識していればある程度離れていても面取り部分は分りますが、普通は素通りされるでしょう。
それにしても、最下段で排水孔代わりに使われるのではなく、一応装飾的に使われているので良かったです。
上の方の菱形の模様のブロックは面白いのですが、今回は割愛して別の機会にご紹介します。

画像#0447
入れ子状に段落ちした模様面に縦じま棒が、蒲鉾のように盛り上がって、デザインされています。
このブロックも枠が面取りされています。

参考図 2
参考図1、2は同じ地域で撮影したものです。これもいわゆる”地域特性"なのでしょうか。
使用例です。

画像V0381
レイアウトはよくみられるパターンですし、悪くはないと思います。
もう一例ご覧ください。

画像#0448
#0446とほとんど同じですが、#0446には模様面がありません。こちらは子持ち型に模様面が付いています。

参考図 3
使用例です。

画像V0382
画像同志を比較すれば、画像#0448と#0446は違いが分りますが、離れて見ると分らないと思います。ところが塀が造られた時どんなレイアウトになるかでブロックそのものの価値が違うように感じられるのは、やはり人間の悲しい性なのでしょうか。こちらの方が高級感、ゴージャスさがあるように感じられます。
それがデザインやレイアウトの”妙”なのだと思います。

画像#0449
周囲枠は面取り型ではなく、三段枠になっていて、三段目が模様面になっています。縦じま棒は模様面から出ていますが、直ぐに手前に飛び出しています。縦じま棒の上端と下端は面取りがしてありますが、サイドは角棒になっています。

参考図 5
ブロックが”額”に入っています。こんなの初めて見ました。相当の凝りようです。
使用例です。

画像V0383
ご覧のとおりの豪邸ですが、商売が当たって大儲けしたり、田畑を売ったりして金持ちになった成金とは違い、石垣の上に横筋が3本ある筋塀を置くなど、由緒あるお宅なんだと分ります。そういうお金持ちが好む塀の一つがこんな感じのものなんですね。
ちなみに塀の前に止めてある車は私のものではありません。この頃はまだ自分で車を運転していましたが、ここへはJR在来線に乗り、駅からは行く先を定めずブラブラ歩いて辿り着きました。結局半日歩きづめでだいぶ疲れましたが、ブロックの収穫もあり、満足の行く一日でした。まだまだ元気な数年前のことでした。
次は化粧版ブロックサイズのものです。

画像#0450
#0447と同じデザインの化粧ブロック版(20cm×50cm)です。

画像V0384
上の方の模様(私は家紋の「鍵紋」だと思っています)も化粧版ブロックサイズです。同じモチーフがサイズの違うブロックで共通にデザインされています。
最後にこの地域独特のものではないかと思われるデザインをご紹介します。
ここへは細君と車できました。川を挟んで両側の山地に町が展開しているのですが、左岸も右岸も急な坂道ばかりで、車で来て大正解でした。車なしで、この町を半日ぐらいの限られた時間内にブロック探訪するのは不可能です。家からは1日がかりでした。

画像#0451
割り模様型(繋ぎ型)の縦じまデザインです中ほどに竹か木をはめて帆子の線ができそうな窪みがありますが、この地域で、その窪みに横棒を通して使っている例はありませんでした。どんな意図のデザインなのか分りません。
使用例です。

画像V0385
このように繋ぎ型で連続使用しているところに横棒があると、また変わった印象になるだろうと思います。

画像#0452
このブロックでは窪みは2カ所になっています。縦枠が設けられ、繋ぎ使用はなくなってしまいました。
ここまできたら窪み3カ所版も見たいと思いましたが、ありませんでした。
使用例です。

画像V0386
塀の上の方にも、また下の方にも使えます。

画像#0453
縦じまが4本なので、前回のお話で紹介しても良かったのですが、ここにまとめることにしました。
このブロックでは窪みが縦じま棒だけではなく、縦枠にも開けられています。これで完成形なのでしょうか、気になります。
使用例です。

画像V0387
このブロックは、この塀では下部に用いられたいますが、上部に使われている例も見られました。
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